剣の主
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No.709
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「も…申し訳ございません。ですがこういう事はハッキリと決めておかないと後々“争い”の元になってはいけないと思いまして…」 ジェムは、この時に際して自分も少し動揺していたようだと気付き、やや声のトーンを下げて言った。 彼は“現王が特に遺言などを残さずに崩御した場合、王太子が王位を継ぐ”という大前提を否定せねばならない。 それには何としても王が生きている内に王の口から『次の王はファード』と言わせなければならないのだ。 「…国を想う心からついつい熱くなってしまいました。お許しください、国王陛下。…しかしながらご覧の通り、今この場に来ているのはこちら…ジャミーラ第13王妃殿下とファード第29王子殿下のお二人だけ!このお二人だけなのですよ陛下!他の王族達が今どこで何をしているかご存知ですか!?皆アルシャッド王太子の所に居るのですよ!あぁ…なんと薄情な方々なのでしょうか!彼ら彼女らは愛する夫なり父親なりの最期に立ち会う事よりも新しい王に媚びを売る事の方が大切なのです!アルシャッドも既に王宮へ戻って来ているにも関わらず瀕死の陛下に挨拶にも来ない!
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