剣の主
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No.690
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「はい!サーラさ…いや、サーラ殿下は同級生ながら僕が尊敬し目標としていた剣士でした」 「そうか…騎士学校でのサーラは元気だったかい?」 「はあ…?元気かと言われれば、元気でしたが…」 セイルはアルシャッドの質問の意味が良く解らなかった。 「例えばだよ。どことなく影があるとか、周囲の人間に対して自分から壁を作るとか、そういう事は無かったのかい?」 「とんでもないです!サーラ様は王族という高貴な身分にも関わらず、気さくで、気取らず、人柄も良く、皆から好かれていました」 「本当かい?あの子は笑っていたかい?」 「笑っていたか…ですか?それはまあ、人並みには…」 「そうか…そうだったのか…それは良かった…本当に良かった…」 アルシャッドは感慨深げに何度も頷くと、話し始めた。 「騎士学校に入る前…王宮に居た頃のサーラは、周囲の人間全てを信用せず、心を閉ざしていた。人前で感情を露わにする事など皆無だったよ」 「え…っ!!?」 あのサーラが…セイルはアルシャッドの言葉に耳を疑った。
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