剣の主
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No.687
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「真っ暗で何も見えないなぁ…」 「お待ちください。いま明かりを出しますから…」 アルトリアは短い魔法の詠唱をするとポワァ…っと彼女の手の平から出現した光源が辺りを照らし出す。 アルシャッドは感心した。 「おぉ!素晴らしい。…しかし意外と広い通路だな。石造りでしっかりしているし…」 「でも所々崩れてますよ。もう何百年も手入れされてないみたいですね…」 一部崩落した壁や天井を見てそう判断したセイルであったが、アルトリアは床に目を落として言った。 「…いえ、確かに長らく放置されていたようですが、最近になって人間が通った形跡がありますね。足跡が複数あります。おそらくジェムの部下達でしょう。大方、王宮を押さえた後、昔の見取り図などを引っ張り出して来て徹底的に調査したのでしょう」 「何とも手の早い事だ…」 「それだけヤツが暗殺や反乱に怯えているという事ですよ。自分に敵が多い事を自覚しているんでしょうね。…さあ、では行きましょうか」 「途中でジェムの部下に出くわさなきゃ良いけど…」 「その時は戦うまでですよ」 三人は通路を進んで行った…。
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