剣の主
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No.681
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「それにしてもなぜ王太子であるあなたが国王に会うのに、そんなにコソコソしなければならないのです?」 「私はバムとブムの軍が王宮に攻めてきた時、我が身を最優先に考えて真っ先に脱出した。その事に父上がお怒りになり“もうお前の顔など見たくもない”と言われてしまったのだ。でも父上がご危篤と聞いて…最期に一目お会いしたくて…」 「それで決死の覚悟でこうして立ち入りを禁じられた王宮へ衛兵達の目を盗んで潜入したという訳ですね?」 「いや、門衛に泣きついて同情を誘って入れてもらったんだ」 「…なんか情けないなぁ…」 アルトリアは呆れるがセイルは言った。 「なんだか他人とは思えない…殿下!僕も協力します!」 「ほ…本当か!?」 「まったく…我が主はつくづく騒動に首を突っ込みたがる…仕方ありません。私も協力しましょう」 「あ…ありがとう君達!ありがとう!」 アルシャッドは涙ぐみながら、セイルとアルトリアの手を交互に握って礼を言った。 「お礼の言葉を口にするのはまだ早いですよ。ちなみに一つお聞きしたい事があるのですが、“もう顔も見たくない”という言葉は国王に直接言われた訳ではありませんよね?」
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