剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.679
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
「しかしあの男、反省しているような口振りでしたが“ごめんなさい”の一言は始終口にしませんでした。表面上大人びたように見えるだけで本質は変わっていない」 「…いや、それこそ彼が大人になったからこそ、その一言を口にするのが更に困難になってしまったんじゃないかな。僕からしてみれば、あいつがああして反省の意を示してきた…それだけで随分な成長だと思うよ」 そう言ってからセイルは「まぁ、もし率直に“悪かった”と言って頭を下げて来たら、僕も“貸し”だなんて言えなかっただろうけどね…」と付け加えた。 「さて、帰ろうか…」と言ってセイルとアルトリアが歩き出そうとしたその時、中庭の低い植木がガサガサ…と音を立てて揺れた。 「だ…誰だ!!?」 セイルは咄嗟に腰の聖剣に手を掛ける。 「王宮の中庭なんぞにコソコソ隠れているとは…侵入者に違い無い!」 そう言うが早いかアルトリアは植木の影に隠れている人影に飛びかかって捕まえた。 「あいたたたたた!は…離さぬかぁ!」
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説