幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜
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No.679
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―――学園寮・涼子の部屋――― 涼子が険しい顔をして部屋に入るなり持っていたスポーツバッグを投げつけるとそれは国外産の安いジャージを着た炬俐が受け止めた。 それを涼子が奪い返すと振り回して何度も炬俐を叩いた。 「部屋に誰もいないときに電気ガス水道を使わないで、って言ったでしょ!!」 炬俐が逃げ込んできて数日。涼子はアリスに言い包められる形で炬俐を匿うことになった。 涼子やアリス以外の人には見えないようにできるものの、文字通り『裸一貫』でいられることに落ち着かない涼子は自腹を斬って安いジャージを買い与えた。 一番大きいLLサイズでもツンツルテンのジャージを炬俐は窮屈に着ていた。 「寮の水道光熱は管理人室でモニターされてるの!無人の部屋で急激に使用状況が動けば怪しまれるでしょ!?それに、〆忘れ消し忘れって判断されたら私の寮生としての評価が下がるんだからね!」 涼子の気迫に大妖である自分が食われそうなものを感じながら炬俐は「そんなに大声を出したら回りに聞こえるぞ?」と静かにしようとした。 「お生憎様。静寂の結界を張ってるからこれくらいはもれません!」 そう言うともう一発、バッグで殴ってベッドに座った。
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