剣の主
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No.678
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「そうか…やはりそうだろうな。セイル、俺はお前に対して償いをしなければならないと感じている。お前の望みを聞かせてくれ。出来る限りの事を誠意を持ってやらせてもらうぜ」 「望み…うぅ〜ん…」 セイルは少し考えて、そして言った。 「…じゃあ“貸し”で…」 「か…貸しぃ!?」 「そう、いつか僕が困って、君に助けを求めた時には無条件で僕の味方をしてもらいたい」 「解ったよ…やれやれ、また“借り”か…もう他人に借りを作るのは嫌なんだがなぁ…」 「安心してくれ。僕はあのジェムのように脅迫したり臣従を強いたりはしない」 「確かにその点は安心だな。よし、約束しよう。セイル、俺はお前が助けを求めて来た時、何を置いてもお前を助ける。この剣に誓ってな」 そう言ってドルフは剣の鞘を握り締めた。 「やれやれ…あの男も相変わらずですねぇ」 去って行くドルフの背中を見送りながらアルトリアはつぶやく。 「そうかい?僕はあいつは変わったと思うな。学生時代は手の付けられない札付きのワルだったあのドルフが…ほんと、人ってのは変われば変わるもんだよ」
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