幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜
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No.677
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┗ソックスザウルス
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何本ものホースが建物内に伸び、辺りは水浸しになっていた。 人間にはボヤにしか見えない結界が張られていて人間の消防士は建物に入った所で建物内の消火活動をしている幻覚を見せられていた。 ふらふらと建物に近づこうとすると黒服を着た従業員に止められた。 「俺、遊びに来たんだけど…」 「申し訳ありません。火災の後始末でご利用できません」と申し訳なさそうに応えた。 「じゃ、じゃあさ、同伴ってことで近くのホテルに行くからさ、女出してよ女!」 カズは名案を思いついたとばかりに叫んだ。 「煙を吸った従業員がいますので店の方針で全員検査を受けに行くことになってます。申し訳ありませんが本日はお引取りください」 「あんだと?俺は客だぞ!金だってあるんだ!」 そう叫んで食ってかかると黒服に周りから見えないように胸倉をつかまれて鼻同士がくっつくぐらいに引き寄せられた。 「坊や、ここは大人の社交場だ。子供みたいに駄々捏ねちゃいけないよ?」 そう言われて震えるとそっと離されて、「というわけで申し訳ありません。次回はたっぷりサービスしますのでお引取りください」と無料券を渡された。
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