剣の主
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No.677
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「噂は聞いてるよ。赴任先のナハルシャットでは善政を敷いて領民達からも慕われてるそうだね…」 「まあな。俺もお前の噂を聞いたよ。王都に出没していた連続殺人鬼を捕まえて国王直々にお褒めの言葉をいただいたそうじゃないか。お前はやっぱり凄いヤツだったんだなぁ、セイル…それに比べりゃ俺なんてクソみたいなもんだ」 「……」 ドルフから褒められたのは騎士学校時代を通して初めてだったのでセイルは驚いて二の句が告げなかった。 そもそもこの男が自分を貶めて他人を立てるなんて…明日あたり世界が終わるんじゃないだろうか…。 そんな事を思っていたらドルフが言った。 「…ところでセイルよ。お前は俺に何か言いたい事があるんじゃないのか?」 「は…?」 「俺はお前に対して赦されざる事をした。にも関わらずその罪から逃げた。まぁ、その報いは今きっちり受けさせられている訳だが…。しかしお前個人に対してはまだ何の謝罪も償いもしていない。これは筋が通らないと思ってな…」 「な…なるほど、そういう事ね……まぁ、あの件に関しては確かに良くは思っていないよ…」
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