幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜
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No.675
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┗ソックスザウルス
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「で、この後どうするんだ?」 「頃合を見計らって高飛びするだけだ。海外に行くのもいいな。お前も来るか?」 「(今)パスポート持ってねえよ」 「そんなのこれだけの金があればナンとでもなるさ」 「言った先に伝でもあるのか?」 「ンなもんなくったってこれさえあればな」と言ってボストンバッグをポンポンと叩くと紅夜叉は眉間に皺を寄せて深いため息をついた。 「おっさん。人間ならそれで何とかなるけど妖怪が無届で海外に長期滞在すると目をつけられるぞ。それに職もないならなおさらだ」 紅夜叉はさらに蒼い桜から仕入れた妖が店を持つ苦労と資金について説明した。 「行った先に援助してくれるあてもないで何かしようとしたら外来妖怪として送り返されるか始末されかねないぞ」 そう言うと馬頭鬼は考え込むがしばらくしえ買い物袋からシップ薬を取り出した。 「ちょっとこいつを貼ってくれないか」 そういってシャツを脱いで痣だらけの体を出した。 (駄目だこいつ。現実逃避しやがった)
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