剣の主
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No.671
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ワジール(宰相)は文官の長、ライース・アルジャイシュ(大将軍)は武官の長、ハージブ(侍従)はワジールと並ぶ王の補佐役であり、王の部屋の手前で王に謁見する人物を選別する事が出来た。 いずれも絶大な権限を持った官職である。 「大執政ですか…これはまた何とも仰々しく厳めしい…実にあなたらしいです。お似合いですよ」 「…褒め言葉として受け取っておこう」 「褒めついでにいくつか助言をいたしましょう。敵を作りたくなければ身の程はわきまえた方がよろしいですよ。それと月の無い夜には充分ご注意ください」 「助言に感謝するよ。で?言いたい事はそれだけかい?僕が今日呼んだのはアナタではなくセイル君なんでね、そろそろ本題の方に入りたいんだが…」 そう言ってジェムはアルトリアからセイルの方に目を移す。 セイルは二人の会話など全く聞いていなかったようだ。 窓の外をぼんやり眺めたまま、意識はいずこへか行っていたようだが、自分の名前が出た事に気付いてここに戻って来た。 「…あぁ、どうぞ…僕にはお構いなく二人でお喋り続けててください…」 「そういう訳にはいかないよ」
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