おてんば姫、ファニーの冒険
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No.67
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「運命ね、ちょとばかし漠然すぎるね」 老婆もまた、これまでとは違う、顔を見せた。 人のよい老婆から、思慮深けな占い師の顔へと。 「お嬢ちゃんは今どうしたいと考えているんだい」 「前は、前はこの大会に参加したら、その後直ぐに城へ帰ってお父様の進める相手と結婚するつもりだったの。でも旅をしてゆくうちに、このままでいいのかって思うようになったの」 「旅をする前までは、わたしは城の中のことしか知らなかったの、でも旅をしていくうちに、少しずつだけど、世界が、皆ががどれだけ苦しんでるかを知ってしまったの。知ってしまった以上、このまま城でのほほんと暮らしていけないの」 ファニーは息せき切ったように話した。 老婆はそれを聞き、目を細めた。 「お嬢ちゃんを見てると、英雄王レーンを思い出すよ、いい世お嬢ちゃんの運命、占ってあげるよ」 「本当!?」 「ああ、まずはこの水晶をじっと見てごらん、その後わたしが力を込めるから、それで結果が分かるはずだよ」
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