剣の主
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No.657
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「なん…だと…?」 固まるアルシャッドにシェヘラザードが取って代わり衛兵に怒鳴りつける。 「お前なんかと押し問答している暇は無いのよ!さっさとお通し!!モタモタしていたら陛下が死…と…とにかく私達は一刻も早く陛下にお会いしなければならないのよ!!」 「その国王陛下が王太子殿下を王宮に入れるなというご命令なのです。あなた様もです、第一王妃殿下」 「何ですって!!?信じられないわ!一体どういう事なの!?」 そこへ、城壁の上から声がした。 「これはこれは王妃様に王太子様、お久しぶりですねぇ。今までどちらにお隠れになっておられたのですか?」 「「ジェム!!!?」」 ジェムはニヤニヤと笑いながら下の二人を見下ろして言う。 「国王陛下は大層お怒りですよ。国の大事の時に次期国王たる王太子が真っ先に逃げ出すとは何と情け無い事だと…しかも女の衣をまとって王宮を脱出なされたとか…殿下は線が細くていらっしゃいますから、さぞや女装もお似合いだったでしょうなぁ」 「よ…余計なお世話だ!それに女に成りすまして王宮を脱出する事を勧めてくださったのは母上で…私は本当は王宮に残りたかったのだが…その…」
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