剣の主
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No.656
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万が一、アフメト王が死の間際にトチ狂って別の王子もしくは王女を次期国王に指名したりしたら……有り得ない事ではない。 歴史を紐解けば側室の子が正室の子を退けて王位に就いた…という話は良く聞く。 愛しい我が子を国王にするため、シェヘラザードは今まで様々な努力をしてきた。 もちろん表沙汰には出来ない汚い事も…。 それらの最後の仕上げにアフメト王の口から“次期国王はアルシャッド”と言わせなければならない。 また、その言葉が無いと即位後に何かと因縁を付けて来る輩が現れたりするのだ。 新王の治世を順調な滑り出しで始めるためにも王の言葉は必要であった。 ところが、王宮の前まで辿り着いた一行を待ち受けていたのは信じられない衛兵の対応であった。 「私はイルシャ王国国王アフメト4世が嫡男、王太子アルシャッドである。通せ」 「申し訳ありません。お通し出来ません」 「なにぃ!?私の顔を見忘れたか!?まさか偽者だなどと思っているのではあるまいな!?」 「いいえ、王太子殿下をお通し出来ませんと申しているのです。お引き取りください」
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