おてんば姫、ファニーの冒険
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No.64
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翌日、アイラ島は大勢の観光客でにぎわっていた。 ポンポンと花火が打ち上げられ、道々には屋台が並び、辻芸人達が芸を披露し、道行く人たちの目を楽しませた。 開会式は簡素な物で、マイリー神殿の最高司祭による開会の挨拶と、ルールの説明、それに抽選会だけ行われた。 ただ抽選中は音楽が鳴り、結果が出るたびファンファーレが鳴り響いたのが印象的だ。 ファニーはなんと1回戦第一試合をひき。、明日にはもう試合を行うことになった。 「本当に剣術大会というよりは、ただのお祭りね。荘厳な雰囲気なんてまったくないじゃない」 呆れたように辺りを見渡すファニー。 「申し訳ございません、なにぶん神殿や孤児院の維持にはたくさんのお金が必要ですから」 自身がマイリーの司祭であるアンナは、恐縮して頭を下げてしまう。 「そんなにかしこまらないでよ、それにお祭り騒ぎは嫌いじゃないしね」 不満そうな顔から、一転して笑顔に変わると、辺りの店をきょろきょろと眺める。 「あっ、占いの店ですって、行ってみましょう」 ファニー占いの看板を出してるテントへ入ってゆく。 「姫様かっていかないでください」 アンナとティーエもそれに続いた。
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