剣の主
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No.639
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「おぉ〜い!!」 「射つなぁ〜!!」 二人は軍勢の前で馬車を止めて降りた。 一騎の将が十人前後の歩兵を連れて二人の前に進み出て来る。 将は馬上から二人に尋ねた。 「俺はこの軍の司令官、イシュマエル・ドルフだ。あなた方はもしかしてヤヴズ・バムとヤヴズ・ブムではないか?」 「「その通りなんだな〜♪」」 「やはりそうか。何という幸運…お前達!この二人を捕らえろ!」 「「「はっ!」」」 ドルフの命を受けた兵士達はたちまち二人を縛り上げる。 「そ…そんなぁ…っ!!?」 「何故なんだなぁーっ!!?」 そこへもう一人の男が馬に乗って現れた。 「まさかこれほど簡単に君達を捕まえられるとは…喜ばしい反面、いささか拍子抜けだよ」 その男を見た双子は、信じられないといった顔で叫ぶ。 「ジェ…ジェム!!?」 「どうして貴様がイシュマエル家の軍と一緒にいるんだなぁ!!?」 「イシュマエル・ドルフ殿は僕に協力してくれたのだよ。逆賊の手から王都を取り戻すためにね」 「そ…そんな…」 「……」 双子は脱力して、その場に崩れ落ちた。
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