剣の主
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No.616
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「いえいえ、充分すぎる程でございます」 「そうか?…まぁ、良い。それにしてもあんな物を欲しがるなんて…お前…いや、お前達は一体何を考えているのかな?」 「……」 それに対してカストールは何も言わず、ただ何か含んだ微笑を浮かべているだけであった。 ブムは部下の一人に命じて“それ”を持って来させた。 「おい!アレを持って来るんだな」 「かしこまりました」 やがて部下は少し大きめの宝石箱のようなフタ付きの箱を持って現れた。 カストールは受け取り、フタを開けた。 中に入っていたのは一束の書類だった。 カストールは手に取ってパラパラと目を通し、双子に尋ねる。 「…間違い無く本物なのでしょうね?」 双子は胸を張って答えた。 「当然なんだな!王宮の書庫にあった記録を元に書記に命じてそれだけの枚数にまとめさせたんだからな」 「間違い無く本物なんだな」 「解りました。確かに受け取りました……これさえ手に入れれば…」 「ん?何か言ったかな?」 「いえ、何でもございません。では私はこれにて…」 カストールは帰って行った。
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