剣の主
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「ザ…ザダーム!!!」 アリーが叫んだ。 それを聞いてセイルも目の前の狂人の正体を思い出した。 「あぁ!!ムスタファ・ザダーム!生きてたのか!?」 良く見るとザダームの着ている服は婚礼衣装のままだ。 あの修羅場と化した結婚式場から逃げ延び、数日間どこでどうしていたのか不明だが生き延びていたらしい。 だが… 「う゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!ザッバーフ・アリーいぃぃ!殺すぅ!殺ずうぅぅ!!あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁ!!!!」 …既に彼は正気を失っているらしかった。 ザダームは奇声を発しながら腰に下げていた礼装用の装飾剣を抜いた。 儀礼用だが刃はある。 「み…みんな!下がってて!」 セイルは荷物と一緒に背中に担いでいた聖剣の柄に手を掛けた。 ところがアリーがその前に手を差し伸べて制した。 「…いや、セイル、ヤツの狙いは僕だ。君達は関係無い。逃げろ…」 「何言ってるんだよアリー!?」 アリーは三人の前に歩み出てザダームとの間に立ちはだかった。
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