剣の主
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彼ら自身も上半身裸あるいは服の前面を全開にしただらしのない姿で、でっぷりと肥えた醜い身体を晒している。 顔は酒に酔って真っ赤だ。 その足元には、ぶちまけられた酒や食い散らかされた残飯が散乱していた。 さらに… 「いよっ!良い飲みっぷり!」「さすがバム様!ブム様!惚れ惚れいたしますなぁ〜!」 双子の周りには、この国の新しいボスに取り入ろうという貴族や役人が取り巻いて媚びを売っていた。 そのクズ共の中にセイルの父、クルアーン・オルハンもいた。 「バム様!ブム様!これは少ないですが私からお二方へのお祝いでございますぅ〜。どうぞお納めくださぁ〜い」 オルハンはニッコニコの作り笑顔を浮かべ、揉み手しながら猫なで声を上げ、自分の息子と大して歳の変わらぬ双子にペコペコと何度も頭を下げながら、山と積まれた金塊を献上した。 「うむ、お前、名は何と言うのかな?」 「はっ!クルアーン・オルハンと申します!」 「お前の忠誠、よ〜く覚えておくんだな!」 「ははあ!有り難き幸せぇ〜!」 床に膝を付き、双子に対して臣下の礼を取るオルハン。 まったく頽廃・堕落の極みのような光景であった。
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