剣の主
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数分後… 「…分かりました、セイル様。もうよろしいです」 「はぁ…はぁ…はぁ…」 セイルは全身汗だく、両手を付いて息が上がっている。 「け…結局一太刀も…打ち合う事すら出来なかった…」 そんな彼に対して平然とのたまうアルトリア。 「そうですね…セイル様の場合、剣技どうこう以前に心の問題があるようですね」 「こ…心…?」 「そうです。一応、剣術の基本的な動作は身に付いているようですが、正直あんまり強くない上に“心の弱さ”が枷(かせ)になって更に足を引っ張っているという“どうしようもない感”が全体からにじみ出ています…」 「はっきり言うなぁ…ただでさえ自信無いのに、もう心折れちゃいそうだよ」 「セイル様は先ほど剣を持っていない私に切りかかる事をためらわれましたね。それこそがあなたが弱い最大の原因なのです。あなたは剣の腕が弱いという前に、人間としての“したたかさ”が足りないのです。だから弱いのです。そんなんでは社会に出た時に苦労しますよ」 「大きなお世話だよ!…あとそんなに弱い弱いって何度も強調して言わなくてもいいよ。それは自分でも解ってるからさ…」
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