剣の主
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No.576
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「……」 ドルフは何も言わない。 彼の顔は真っ青になっており、小刻みに震えている。 ジェムは続ける。 「確か、お父様とお母様もご存知なかったんだっけ?いやぁ、もし知ったらどう思われるだろうねぇ?我が息子が何の落ち度も無い無実の同級生を卑劣な罠に…」 「も…もう止めてくれえぇぇ!!!!」 ドルフは大声で叫んで床に突っ伏した。 「あの頃の俺は世間の事なんて何一つ知らずに舞い上がってた馬鹿だったんだ!だからタルテバの汚い提案にも簡単に乗っちまった!だが今じゃあ心の底から反省してる!セイルにも本当に悪い事をしたと思ってるんだ!」 「ハッ!…タルテバの汚い提案?この期に及んで他人のせいか。お前本当にどうしようも無えクズだな」 ジェムはドルフを見下すと、その肩の上に片足を乗せた。 「…まあ良いや。それじゃあ今自分が何をすれば良いか解るよなぁ?イシュマエル・ドルフ君?」 「ああ…」 ドルフは静かに頷くと腰に下げていた剣の柄に手を掛けた。 ジェムはすかさず言う。
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