剣の主
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No.572
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「ドルフ君!!頼む!今僕達がこうしている間にも王都の人々はバムとブムによって恐怖と苦痛のどん底で泣いているんだ!どうか人々を救うために僕に力を貸してくれ!お願いだ!この通りだ!」 ジェムは何度も何度もドルフに頭を下げた。 その瞳からは大粒の涙がボロボロとこぼれ落ちている。 「うぅ…し…しかし…俺の一存ではイシュマエル家の動向を決める事は出来なくてだなぁ…」 ドルフはジェムから目を反らしながら何とか言い訳した。 彼は涙とか情に訴えられると弱いのだ。 やはりまだ甘い。 ジェムはその隙を見逃さない。 形勢有利と見た彼は一気にたたみかけに入った。 「ドルフ君!想像してごらん!暴徒と貸したクーデター軍に取り囲まれる若き母と幼い娘!ママ…ママ…怖いよ…怖いよ…すすり泣きながら母親にすがりつく幼い娘!!迫り来る飢えた野獣共!!!さあ!!彼女達を救えるのは君だけだ!!!君は彼女達を見捨てる事が出来るかぁ!!!?」 「ハァ……ジェム、そんなに俺の協力を得たいなら情になんか訴えずに普通に頼めば良いじゃねえか…やましい所が無えんならな」 「…………何だと?」
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