剣の主
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No.570
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「今年は涼しいねぇ…そろそろ夏だというのに…」 「話を逸らすなよ」 「君の所のように主産業が農業という州は大変だろう…」 「解った。話したくないんだな…まあ良い。…で、俺に何を求めている?」 ジェムはスッと真顔になり、ドルフを真っ直ぐ見て言った。 「イシュマエル家の力だ。経済力、軍事力…そして他州への影響力…」 「確かにイシュマエル家が王都に出来た新政権に反旗を翻したとなれば他の州も続々と味方に付くだろうな」 「その通り!どうか僕に力を貸してくれ!新政権が王都を占拠して何をしているか君は知っているかい?ヤツラは無実の人々を犯し、殺し、金品を略奪しているんだ。まるで盗賊さ!…ま、クーデター軍自体が元盗賊や犯罪者の寄せ集めなんだから当然か…どんな無法者の集団でも銃を持たせれば軍隊だもんなぁ…」 「なんだ、お前やけにクーデター軍に詳しいじゃないか」 「あぁ…まぁ、ちょっとね…しかしここは自然が豊かで良い所だ。やはり田舎は良い。都会に住んでると時たま無性に緑が恋しくなってね…やはり人間本来の…」 またジェムは濁した。 (どうもコイツは俺に何か隠してるな…)
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