剣の主
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No.565
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「クーデターの首謀者は先日謀反の容疑で処刑されたヤヴズ・ワム前宰相の息子、ヤヴズ・バムとヤヴズ・ブムです。おそらくワム前宰相の仇を討とうとしての事でしょう」 「あのヤヴズ家の双子がやったか…!」 ワムが処刑された事はドルフも知っていた。 ロクな取り調べもされずに殺されたワムに対し、ヤヴズ家と利害関係の無い地方の貴族達は同情的な者が多かった。 「ただのアホなデブ共かと思っていたが、なかなかやるじゃないか。しかし衛士隊と近衛隊は何をしていたんだ?」 「それは解りません。もたらされた情報はクーデターが起きたという事だけで、王都が今どうなっているのかも…」 「そうか。まあ例え王が変わろうが王朝が変わろうが、我がイシュマエル家には大した問題ではないな」 イルシャなくともイシュマエルあれど イシュマエルあらずしてイルシャなし イルシャ王家とイシュマエル家との関係性を端的に表した謳い文句である。 それだけイシュマエル家の力は強大であり、そんな一族がなぜ力の劣るイルシャ王家に臣従しているのかと言えば、イルシャ王家が聖剣の勇者イルシャ・ルーナの末裔だからという、ただそれだけの理由であった。
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