剣の主
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No.562
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「坊ちゃま!一大事にございますぞ!」 「ハァ…アフサン、坊ちゃまは止めてくれといつも言っているだろう。他の者達に示しが付かん」 ドルフは苦笑しつつ溜め息混じりに言った。 このアフサンは彼が幼い頃に教育係を務めた老練な騎士であり、今や彼の知恵袋であり参謀役であった。 「失礼いたしました坊ちゃま。知らせが二つございます。一つ目は王都でクーデターが起こりました」 「そうか。それは大変だったな。お悔やみを申し上げよう。では二つ目の知らせを聞こう」 「はい、近ごろ我が領内を荒らし回っていた盗賊団のアジトをついに突き止めました!」 「なにぃ!!?ついに尻尾を掴んだか!よし!アフサン、俺の鎧を持て!全軍に出撃命令だ!ヤツラのアジトを叩くぞ!一人も逃がすなあぁぁ!!!」 「はっ!ただちに!」 …それから四半刻もしない内にドルフ率いる州軍は州城を発ち盗賊の根城に総攻撃を仕掛けた。 不意を突かれた盗賊団は一人残らず捕らえられた。 正に電光石火である。 この州軍はドルフが作り直し、そして育て上げた。 もちろんアフサンの助力に依る所が大きいが、それでも大したものである。
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