剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.561
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
そして地位は人を変えるというが、意外にもドルフは学生時代の乱暴狼藉・傍若無人っぷりが嘘のように真剣に政務に取り組んだ。 学校の勉強より面白かったからかも知れない。 それに問題が山積みという事は、言い換えれば伸びしろが沢山あるとも言えた。 また、彼は机にへばり付いて書類とにらめっこ…といったようなタイプではなかった。 何事も極力、自ら現場へ足を運び、自分の目で見て確かめた。 若き太守のそういった姿勢は領民達にも受けが良かった。 ドルフの指導の下、様々な試みがなされた。 地場産業への投資、州軍の増強、領民達に清潔を心掛けさせて病気も減らした。 あの札付きのワルで手の付けられない暴れ者の馬鹿は民を慈しみ育む仁君へと成長を遂げていた。 まったく人とは変われば変わるものであった。 ただ、変わらない所ももちろんあった。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説