Absorption
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No.56
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┗Mr テンタクルズ
本文
門へと向かう際、一人の小柄な女子生徒と出くわす。 「(彼女か!)」 それは昨夜理事長とヴラドが散々弄んでいた朝比奈 千恵だ。 彼女はじっとヴラドたちを見つめていたが、やがてか細い声を発する。 「もう、出発されるんですね?」 「ああ、そうだよ」 優しく微笑むヴラド。 「・・・あの・・・」 「なにか?」 彼女はしばらくもじもじしていたが、意を決したように言った。 「また、お会い・・・できますか?」 昨夜の件もあり彼女もうすうす感づいては居るだろう。 ひょっとしたら嫌悪されたのではないかと心配していた彼らだが、そうではないことを知り安堵する。 「ああ、たぶんすぐだろう・・・今度また会ったらゆっくり故国ルーマニアの話をしてあげよう」 そう言ってヴラドは優しく彼女の頭をなでてやる。 「はい!ありがとうございます!」 千恵はお辞儀をすると、そそくさとその場を立ち去っていく。やはり恥ずかし屋のようだ。
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