剣の主
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「…なるほど、来週の追試に合格しなければ退学になってしまうのですか…」 アルトリアは真剣そのものといった表情で尋ねた。 「…で、それはそんなに大変な事なのですか?」 「あ…当たり前じゃないか!騎士学校を卒業すれば晴れて国から正騎士の称号を与えられて官職に付けて一生安泰だけど、退学になったらその道も閉ざされちゃうんだよ!?」 「はぁ…その歳で既に安定思考ですか…」 「良いじゃん!…だいたい僕が騎士になってクルアーンの家を継がなきゃ、先祖代々受け継いで来た騎士としての家名が絶えちゃうよ…」 「なるほど、それは確かに大変ですね…ちなみに、試験の内容は?」 「剣術…教官と三本勝負して二本取ったら合格だって…あぁ…」 そう言うとセイルは絶望に打ちひしがれつつテーブルに突っ伏した。 「…絶対無理だあぁぁ…」 「何と…!私の最も得意とする分野ではありませんか!解りました、セイル様!私にお任せください!」 「お…お任せくださいって…一体どうするの…?」 アルトリアは胸を張って答えた。 「私がセイル様を一週間で最強の剣士に鍛え上げて差し上げます!毎日授業が終わった後、特訓です!さっそく今日から始めましょう!」
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