剣の主
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No.532
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隊長に怒鳴られ、兵士達は慌てて作業に取り掛かる。 それを見たサーラは少し微笑んで言った。 「では、よろしく頼みましたよ」 そして彼女は自分の執務室のある鎮台府の本城へと戻って行った。 去り行くサーラの後ろ姿を見ていた一人の若い兵士がウットリとした表情でつぶやいた。 「姫様…相変わらず凛々しくてお美しいッス…」 それを先輩兵士が茶化す。 「ラビーウ、お前は相変わらず姫様にゾッコンだなぁ〜」 「せ…先輩!?」 ラビーウと呼ばれた若者はたちまち真っ赤になった。 別の兵士が言う。 「しかし姫様が鎮台に来られてから俺達下っ端の待遇も各段に改善されたし…本当に素晴らしい御方だ。王都の民達からも随分な人気だったそうだが…」 「それを妬まれてこんな地の果てみたいな所に飛ばされて来たんだろう?まったく…王族や貴族でも民想いの心優しい人物ほど中枢から離されていく…本当に今のイルシャ王国は腐ってるよ…」 それに対してラビーウは瞳を輝かせて言った。 「イルシャ王国なんかどーでも良いッス!お陰で俺ら毎日姫様のお顔を見れるッスから!」 「いや、そりゃお前は良いけどさ…」
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