淫屍の迷宮
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僧侶が気にしていたのは入り口にあったあの看板のことだった。 看板にはダンジョンを大改装したとあったのに、これまで変化らしい変化が見られていない。 せいぜい美女ゾンビを見つけるのに苦労したくらいだ。 看板のことを考えると、あまりにもうまく事が運びすぎている。 僧侶はそのことに漠然とした不安を抱いているのだ。 だが戦士Aのほうはそんなことはないとばかりに笑って否定する。 「バ〜カ、そんなん気にしすぎだっつーの。 だいたい、ここはまだ浅い階層なんだぞ? しょっぱなからそんな変わってたらとっくに情報が知れ渡っているって!」 「そう・・・なんですけど」 「まぁあの看板のことはムカつくが、気にばっかしててもしょうがねえ。 とりあえず今はお宝を手に入れたことを喜ぼうぜ?」 「え、ええ・・・」 戦士Aは明るく言うが、僧侶の不安を晴らすには至らない。 それは女のカンか、はたまた神のお導きか。 どちらにせよ、その不安は見事的中することになる。 変化してないように見えて、実はちゃんと変化があったのだ。 安全策を取る冒険者用に仕掛けられた、悪質極まりないトラップが。
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