剣の主
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No.523
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「いや、あれは本当に小さい頃の事だろう…」 「ほほう…それは興味ありますね。お二人は一体どういったご関係で…?」 アルトリアの疑問にミレルが答えた。 「坊ちゃまのご一家は今でこそ王都でお暮らしですが、最初はご両親ともども大旦那様のお屋敷に一緒に住んでおられたんですよ。それが、坊ちゃまが10歳の時に旦那様(オルハン)が働きを認められて王宮に御奉公する事が決まりまして…」 「そうだったのですか。それでミレル殿はウマル殿のお屋敷に残られた訳ですか」 「はい…記憶は無いのですが、私の母は坊ちゃまの乳母だったそうです」 「あぁ、するとお二人は乳兄妹(めのときょうだい)という訳ですね」 乳兄弟とは同じ乳で育った者同士の事で、その絆は実の兄弟より強いとさえ言われる。 「はい…ですが母は私達が乳離れした頃に病で命を落としてしまいました。運の悪い事に母は未亡人で身寄りが無く、私は天涯孤独の身の上になってしまいました。それを大旦那様が憐れんで引き取って育ててくださったんです。ですからセイル坊ちゃまとは10歳まで本当の姉弟のように育ったんですよ。てゆうか私、幼いころ坊ちゃまの事を弟だと勘違いしてましたし…」
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