亡国の王子
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(やれやれ・・・) どうやら彼女にはリードたちと打ち解ける心算は無いようだ。 何を話しかけても必要最低限の答えしか返さないエルフィーネにリードは内心溜息を吐く。 (出会いが出会いだから仕方ないか・・・まあ、彼女と一緒に居るのも森を出るまでだし・・・) リードは心の中でそう呟くと、彼女に倣って黙って森の道を歩き続ける。 (まったく、人間というのはどうしてこうお喋りなのだ?その上エッチで変態で・・・どうせこの男も王子という位だから、自分の城では大勢の女を側室や妾にして囲っているに違いない!なんとふしだらな!ぇえい!腹立たしい!!) その様子を思い浮かべるとエルフィーネは自分でも不思議なほどの苛立ちを覚える。 (い、イヤッ!これは飽くまで一人の人間として義憤を感じているだけだぞ!) 誰も聞いていないにも関わらず、エルフィーネは自分自身に向かってそう言い訳する。
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亡国の王子
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