蘇る魔神たち〜近代の戦い〜
-削除/修正-
処理を選択してください
No.51
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
エルフの少佐もエリーゼに手伝って貰いながら身体を拭いて服を着る。 エリーゼも血の事には気付いているはずだが、あえて触れなかった。 ただ、こうは言った。 「そこの兵は勇者の血族でして…少佐殿の意識が戻らなかったため“緊急治療”を施させていただきました。どうかお許しください」 「…いや、構わぬ。やらなければ私は今ごろアルフヘイムへと召され祖先の霊と邂逅していた事であろう。貴官の判断に感謝する。そこの兵も…礼を言うぞ。それと、殴って済まなかったな」 「い…いえ!と…とんでもないです!もったいないお言葉であります!」 アレスは慌てて直立して敬礼する。 ここでずっと黙っていたリタニアが口を開いた。 「フレデリック少尉殿、少佐殿に隊旗の確認をした方が…」 「あ!そうだったわね…少佐殿、連隊旗を預かって来たと聞いているのですが…」 「ああ、それならここにある。肌身離さず持っているぞ」 …と、少佐は言いながら上着のポケットの中からボロボロに裂けてほぼ枠の房飾りだけになった連隊旗を取り出して見せた。 激戦を思わせる品にエリーゼとアレスは思わず息を呑む。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
蘇る魔神たち〜近代の戦い〜
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説