剣の主
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No.502
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だが、国王の部屋の前で一人の女性が双子に立ちはだかった。 「お待ちなさい!バム!ブム!」 「フヒヒヒヒヒ!これはこれは叔母上ではないかな…いや失礼、第13王妃殿下とお呼びすべきでしたかな?」 「お久しぶりなんだな。ちょっとソコどいて欲しいんだけどな」 「いいえ、どきません!」 イルシャ王国第13王妃にしてバム、ブム、ジェムの叔母…ジャミーラは毅然として言った。 ヤヴズ・セムの末子である彼女はセムが歳を取ってから若い妾との間に産まれた子であり、従って双子達の叔母にしては若く、そして美しかった。 バムとブムはギロリとジャミーラを睨み付けて言う。 「叔母上、あんたは王の寵愛を一身に受けていながら…王の一番近くにいながら、父上を助けてくれなかったんだな!本来なら“殺すリスト”の一番上に名を連ねていてもおかしくない立場なんだな!」 「バムの言う通りなんだな!」 そう、実は彼らが殺害した貴族達は皆ヤヴズ・ワムの処刑に積極的に加担した者達。 つまり今回の騒動は双子の父の敵討ちという側面も持っていたのである。 …もっとも、大勢の無関係な者達まで容赦なく殺戮した事を考えれば同情はし難いが…。
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