剣の主
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No.498
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「一体何が起こっているんだ…」 その頃、セイルの父クルアーン・オルハンは王宮内の一室で頭を抱えていた。 事務屋だが一応近衛隊に所属している彼は、あの得体の知れない黒覆面の男達が王宮に攻め込んで来た時も、いつも通り城で勤めに励んでいた。 オルハンら事務方はほぼ全員無事だったのだが、実際に警備に当たっていた実働部隊の方は謎の黒覆面集団と戦闘となり、かなりの死傷者を出したらしい。 特に王族の身辺警護に当たるエリート部隊、近衛剣士隊は全滅に近い被害だというが詳しい事は良く解らない。 国王以下、王族達の安否さえも解っていない。 なぜならオルハン達は敵の姿を見るや否や騎士の誇りである剣を放り出し、敵と一戦も交える事無く投降してしまったからである。 そしてそのままこの部屋へと連れて来られた。 部屋には彼らと同じく宮仕えをしていた武官文官が監禁されている。 さすがに王宮の全官吏を収容出来る部屋は無く、何ヶ所かに分けられていた。 この部屋はその中でも大きい方で200人はいるだろうか。 出入り口には変な槍のような武器を持った黒覆面の数名が常に立ってこちらを見張っている。
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