剣の主
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No.497
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急にあたふたと動き始めた二人を見ながらアルトリアはウマルに言う。 「少々脅しすぎましたかね?」 「いやいや、アルトリアさん。これぐらいで充分じゃよ。というか今の王都は冗談抜きでそれぐらい危ない」 「でしょうね。私も陥落した都市は幾つか見て来ましたが、理性を失い感情的になった大衆ほど残虐な物はありませんから」 「ほほう…」 ウマルは興味ありげにアルトリアを見て微笑んだ。 だが残念ながら今はゆっくり話している隙は無さそうだ。 家で荷造りが行われている間、セイルとアルトリアは馬車を借りるために王都内を奔走し、結果、四台の馬車を都合して来た。 これに載せられるだけの家財を満載し、一家は逃げるように王都を後にしたのであった。 同じ事を考えたのはクルアーン家だけではなかった。 特に金をしこたま持った貴族や豪商達は風をくらって王都を脱出し、一時的に近隣の村や街に身を寄せたのであった。
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