剣の主
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セイルは罪悪感に押し潰されそうになりながらも、必死に笑顔を作って母に言った。 「…母様、ご心配おかけしました。僕は、この通り…無事ですから…」 「セイルちゃん…」 そこへ、もう一人の人物が姿を現す。 「セイル!」 祖父ウマルである。 「お祖父様…!」 「いや、無事で良かった。しかしお前、どうしてここに…?」 「そ…それは…………申し訳ありません!!!」 ついに耐えきれなくなったセイルは、両手を床に着き、涙を流しながら半ば叫ぶように詫びた。 「僕は…任務を放棄して逃げて来ました!!衛士として守るべき人々も…仲間も見捨てて…一人だけおめおめと逃げ延びて来ました!!僕は、衛士として…いや、騎士としてあってはならない振る舞いをしました!!僕は…僕は…うわああぁぁぁぁっ!!!!」 「……」 床に突っ伏して泣き叫ぶセイルにウマルは黙って歩み寄った。
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