剣の主
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No.490
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「ア…アルトリア!僕だって一応は男なんだよ?」 「はあ…知っていますが、それが何か?」 「……いや、いい…」 屋敷に入ると意外な人物が出迎えてくれた。 「坊ちゃま!ご無事でしたか!」 「ミレル!?ミレルじゃないか!どうして王都に?」 「はい、実は…」 ミレルは訳を話そうとしたが… 「セイルちゃあぁぁ〜〜〜んっ!!!!」 奥からヤスミーンが飛び出して来て、セイルに抱き付いて激しく泣きじゃくり始めた。 「ぐすん…セイルちゃんが警備に駆り出された披露宴の会場が襲撃されたって聞いて…えぐ…一体どうなったかと…うぅ…本当に良く無事で…」 一方、セイルはそんな母の姿に胸が締め付けられるような思いだった。 母に心配をかけたという事もあるが、あの場で命を失った何十という衛士の仲間達…彼らにも無事を信じて待つ母が、妻が、子供達がいたはずだ。 自分はあの地獄から逃げて来た。 一人だけ逃げて、今こうして家族と再会している。 それが許されなかった人間達も大勢いるというのに…。 いや、今だってあの場に残って戦っている人間達だっているかも知れない。 彼らに顔向けが出来ない。
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