亡国の王子
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No.48
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エルフの村に案内されたリードは、千年以上を生きてきたというエルフの長老達の前で、自らに起こった事情を洗いざらい話した。 最初はさすがに疑われたものの、それらが全て真実だと知ると、普段は人間に対して隔意を抱いているエルフ達もリードに対して同情してくれ、エルフの守護する森で狩りを行った件を許し、魔族の手の届かない場所まで道案内を就ける事を約束してくれた。 もっとも、さすがにリードが提案した魔族に対する同盟には二の足を踏んだのか、外界の勢力争いに対しては中立を保つのがエルフの国是であると断った。 リードとしては魔族に対して何を甘い事をと思ったが、国を失った亡国の王子という今の自分に、エルフたちを説得するだけの力は無いと理解する位の理性は残っていた。 かくてエルフの村に一晩泊めてもらったリードとサラは、翌朝案内役のエルフと共に砦に向かう森の抜け道をエッチラ、オッチラ歩いていたのだった。
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