おてんば姫、ファニーの冒険
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No.48
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「ウッ、ゲホッゲホッ」 術から解放されたファニー姫は激しく咳き込み、のどの奥に入った白濁液をはき出した。 そして直ぐに立ち上がると、剣をすらりと抜き、ダス・ライヒに突き出した。 「よくも妙な術を駆けてくれたわね、今すぐ解呪しなさい」 「フォフォフォ、さすがは戦乙女、立ち直りが早いですな」 「笑ってないで解きなさいよ」 「おやおや、せっかくかけた術を解く馬鹿がどこの世界におりますかな」 「ここに、わたしの目の前にいるわ」 そう言ってさらに踏み込んで、のど元の皮一枚のところまで剣を突きつけた。 「わたしを殺したら、術は解けませんよ」 「あなたでなくても、たとえばティーエなら解けるはずよ」 「どちらにせよ、あなたを生かしておく訳にはいかないわ」 「そうですか、それは見事な心意気ですな、しかし後ろを無防備にさらすとはまだまだ未熟ですな」 チクッ ファニー姫の首筋に、針のような物が刺さった。 後ろにはコボルトが吹き矢を構えていた。
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