亡国の王子
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No.47
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「・・・いかが致しましょう殿下?」 エルフの少女を押さえ込んでいるサラも、この微妙な雰囲気に困惑を隠せない。 「・・・そうだね。エルフの居住地が近いという事は、どうやら僕たちは思った以上に森の奥まで迷い込んでしまったようだ。どの道魔族の監視を抜けて砦まで行くには、何所かで危険を冒さないといけないし、何より彼女の言う通りこの格好じゃ目立ってしょうがない・・・悪いが彼女にエルフの村へ案内して貰おう」 「申し訳ございません殿下」 「謝る事は無いよサラ。今、僕が魔族の手から逃れられているのは全て君のお陰なんだから」 「ちょ、ちょっと!誰が村まで案内するって言ったのよ!!」 エルフの少女は招かれざる招待客の勝手な決定に随分不満が有りそうだ。 だが、残念ながらエルフの腕力では鍛え上げられたサラの腕を振り解く事は出来そうに無い。 彼女はそれを悟ると悔しそうに俯いたのだった。
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亡国の王子
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