剣の主
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No.463
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それから数日は何事も無く過ぎた。 衛士府は連日アリーの捜索を続けたが発見には至らず、その結果アリーは王都外へ逃亡した可能性が高いと結論付けた。 これに怒ったのが内務大臣のムスタファ・ハシーム…アリーに撃たれたムスタファ・ザダームの父親である。 「えぇい!まったく衛士府の役立たず共め!逃亡犯一匹捕まえられんのか!あの無能揃いのタダ飯喰らい共!」 その日の晩もハシームは自宅で酒を飲みながら衛士府に悪態をついていた。 そこへ息子ザダームが姿を現す。 「まあまあオヤジ、そう熱くなんなよ」 「おぉ!ザダームよ!もう傷は良いのか?」 「ああ、幸い急所は外れていたからな。来月の婚礼は予定通り執り行えそうだ」 「お前の結婚祝いにザッバーフ・アリーの首を挙げてやろうと思っていたが、どうやら無理そうだよ。衛士府のロクデナシ共のせいでな」 「まぁ、俺は端っから衛士府なんぞには期待しちゃあいなかったがね…。まぁ、披露宴会場の護衛ぐらいには役立つだろうよ」
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