剣の主
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ここは騎士学校の中庭。 中央に噴水があり、周囲には木々が植えられている。 イルシャ王国は国土の大半が乾燥した砂漠地帯であり、ゆえにイルシャ人の“水”や“緑”といった物に対する憧れは強い。 それはこのような庭園の造詣にも見て取れる。 さてこの中庭、生徒達の憩いの場である反面、周囲からの死角も多く密談には持って来いの場所であった…。 「へへへ…ドルフさん、上手くいきましたよ。セイルのヤツ、来週の追試に合格しなけりゃ退学だそうです」 「そうか!セイルの野郎、ザマー見やがれってんだ!ガハハハハ…ッ!!!」 木陰で話し合っているのはタルテバとドルフだ。 「シィ〜ッ!!声が大きいです!誰に聞かれるか分かったもんじゃありません…」 「フフン…しかしタルテバ、お前も策士だなぁ。俺だったら考えも付かなかったぜ。先公に金を握らせてセイルを退学に追い込むなんてよぉ…」 「いやいや…金もさる事ながら、やっぱりドルフさんのご実家のご威光に尽きますよ。先公の野郎、初めは渋ってたんですがイシュマエル家の名前を出した途端にヘイコラし始めましてね…いや、さすが宰相や大将軍を何人も輩出なさっておられる名家は影響力がある…」
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