剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.446
┗
修正
削除
※残り修正回数=4回
ペンネーム
┗とくめい氏
本文
酒場『濁流』は今にも潰れそうな建物で店のマスターは無愛想で客は如何にもガラの悪い連中ばかりであった。 その上、連中は店に入って来たセイルとアルトリアを鋭く睨んでいた。 「ア…アル…アルトリア、やっぱり一度恥を忍んで衛士府に戻って、アリーの情報を聞こうよ」 酒場の店主や客の敵意ある眼差しにセイルは泣きそうな顔で衛士府に戻ろうと言うが、アルトリアは呆れながら首を振る。 「駄目です!ここまで来たら最後まで行きますよ。毒食らわば皿まです!」 「そっそんな〜アルトリア引っ張らないでぇ〜」 アルトリアはそう言うとセイルを引っ張り、ムサルマーンを探しに辺りを見回す。 その途中、アルトリアを観たガラの悪い酔っ払い客達が、からかって声をかけて来たが、 「ヒュゥ〜♪」 「おい、美人の姉ちゃぁ〜ん、こっち来てお酌してくれッ!!!!」 「あの姉ちゃん、何者だよ…」 「解らねえ。ただ、相当の修羅場を潜ってるの確かだぜ…」 アルトリアの一睨みで彼女を観た酔っ払い客たちは黙ってしまった。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説