剣の主
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No.438
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「考えてみたら僕、なんにも知らなかったんだなぁ…アリーの事…」 王都内を流れる川(というより水路)の縁の石畳に腰掛けて、セイルは溜め息混じりに言った。 「そりゃあ確かに王都内に実家があってお兄さん夫婦が居るって話は聞いてた…でも話だけなんだ…実際に見た訳じゃない…全部アリーの作り話だと言えない理由がどこにあるだろう…僕は一体アリーの何を知っていたっていうんだ…」 「もう、なにふてくされてるんですか…」 アルトリアは半ば呆れ顔で言う。 「う…うるさいやい!冷静になって考えてみたらアリーが行きそうな所なんて全っ然見当付かないよ!しかも唯一思い付いた実家の住所も分かんないし…ハァ…今さら衛士府にも戻れないしなぁ…何やってんだ僕は…」 頭を抱えるセイルを余所にアルトリアは考えていた。 「ふむ…犯罪者が身を隠しそうな所か…貧民窟でも当たってみますか」 「そ…そういうの分かるの?アルトリア」 「お任せください。伊達に長くは存在していませんよ♪」 アルトリアは微笑んで言った。
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