大陸魔戦記
-削除/修正-
処理を選択してください
No.435
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗クレイモア
本文
ふと、ジルドの顔に影がさす。 怒りとも、悲しみともつかぬ、どこか虚ろなものを感じさせる、表情。 アグネスは思わず、しまったと顔をしかめる。 どうにも、主君が愛する男の心情は測り難い。露骨な皮肉や危機に対しても泰然としているのに、ふとした一言で不意に沈み込む。それが露骨でないが故に、なおわかりづらい。 「…すまない。また暗くなっていた」 ややあって、ジルドの表情は普段のものに戻る。 ――こうやってすぐに戻るから、なおのこと、掴みがたい。 そんなアグネスの心情などいざ知らず、ジルドは剣を構え直す。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
大陸魔戦記
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説