おてんば姫、ファニーの冒険
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No.433
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┗ヘルマスター
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「そうなんだ。ねえメーナ、あなたはここから逃げたいと思ったことはある」 「え、どうしてですか」 メーナは驚いた顔をして逆に質問を返す。 「ここは私の生まれ故郷ですよ。母さんや友達もいるしここから逃げたいだなんて、そんな事思ってもみませんでした」 「そうなんだ・・・」 (う〜ん、これは当てが外れたか・・・) ファニーはおそらくメーナもここへ連れ去られてきたと思い、何とか説得して一緒に逃げ出そうと思ったのだが、どうやら彼女は逃げる気などまったくないようだ。 「でもここってモンスターがたくさんいるでしょ、怖いと思ったこと無い」 「全然、そりゃ怖い人もいるけど、中には優しい人もいてお菓子をくれたりします。それに・・・私のお父さんもモンスターだし」 「あ、ごめんなさい。酷い子と言っちゃたね」 「いえ、気にしないでください」 メーナの屈託の無い笑顔を見てると、説得して逃げるというのは難しいようだ。
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