おてんば姫、ファニーの冒険
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No.43
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「フフ、しょせんは小娘、たわいもないは」 黒ローブの男が、ファニーを見下ろしながら薄ら笑いを浮かべる。 奥からコボルトが出てくる。 「ダス・ライヒ様、うまくいきましたね、早速グリンデ様へと献上しましょう」 黒ローブの男は魔王グリンデの配下で、高位司祭の位を持っていた。 「いや、まだこの娘の力はこの程度ではない、さらにあがる可能性もある。今しばらくは放っておこう」 「ではこのまま何もせずに解き放つと」 「それでは危険すぎる、この娘の力は底が知れん、下手すると人間どもの象徴となる可能性もある。ひょっとするとレーンの再来となるやもな」 「それでは今すぐ始末した方がよいのでは」 コボルトははじかれたようにダス・ライヒに詰め寄る。 「だがこの力を我らの手にできれば、今度こそこの世界を手に入れることができる。そのために呪印をつけておく」 そう言ってファニーの額に指をさし、複雑な文様をかいた。 かかれた文様は、カッと妖しげな光とともに額に吸い込まれるように消えた。
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