剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.421
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
「退学するんじゃありませんよ。退学させられるんです…」 そう言って嘆息するアリー。 彼女…アイーシャはアリーの学友の一人なのだが、実のところ互いに憎からず想い合っていた。 しかしまだ一線は越えておらず、いわゆる“友達以上、恋人未満”という状態であった。 二人には深い仲になりたくともなれない理由がある。 アイーシャは貴族の娘なのだ。 家格は中の上といった所、一方アリーの家は中級の士族…身分違いだ。 「アリーさん、私達もう会えないんですか…?」 「それは…何とも言えません…」 二人の付き合いの始まりはアイーシャが講義で解らなかった所をアリーが教えてやった事だった。 一緒に勉強してみて解った事だが、彼女は一度理解すると途端に飲み込みが良くなるタイプだった。 もちろんアリーの教え方も良かった。 彼女の知識欲を上手く刺激して、やる気を引き出したのだ。 アリー自身も教える事が楽しかった。 気付けば二人はいつしか一番の親友同士になっていた。 だが異性である。 友情が愛情に変わるのに、そう時間は掛からなかった…。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説