メロン・ワールド
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No.420
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雰囲気が険悪になる。そして、一瞬の沈黙が場を支配した。 『『『…………』』』 ――よし! チャンスだ! 時は今、とばかりに貝丞はカッと目を見開き、会議の流れを制するべく、電光のように挙手をして発言した。 「どうやら、案の方は出尽くしたみたいだな。ここからそれぞれの案を検証しよう。1つ1つメリットとデメリットを挙げて比較することで、ベストな解決方法を……」 だが、彼が言い終わる前に、ラグーナは唇にシーッと指を押し当て、その発言を制した。 『御主人様。重要な会議の最中ですので、どうか御静粛に……』 「え!? 俺、発言権ないの!?」 『はい。奴隷の奴隷による会議ですので……』 愕然とした貝丞は、しおしおと手を下した。 ………… しばしの後、再開された彼女達の話し合いを、貝丞は無気力に傍観していた。 「…………」 ラグーナ、ミュラ、そしてイルジーマを筆頭とするメイド達は、いずれも自分の案が最善だとして譲らず、他者の考えをナンセンスだと非難し合っていた。絵に描いたような平行線である。
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